今日もまた…
今日もまた電車の人身事故が起きました。人身事故といっても実際は飛び込み自殺です。
私がいつも思うのが、残された家族は大変だなという事です。電車を止めるという事は、営業妨害であり鉄道会社への賠償も発生するという事です。本人は亡くなってしまうのでいいのかもしれませんが、その賠償の請求は家族に向かいます。死んでもなお迷惑をかけるというのは、最後を迎えるにしても最低な方法です。
運転士も気の毒
鉄道への飛び込み自殺は運転士に罪はありません。
例外としてブレーキや警笛を鳴らしていなければ業務上過失致死に問われるという事もあるそうですが、それはないそうです。自動車のように舵をとれる乗り物ではない電車はブレーキ以外では避けることは不可能だからです。
でも罪に問われなくともトラウマにはなるでしょう。何しろ人間の人生の終わりを目撃するわけですから。
PTSDが心配
殺人事件を目撃してトラウマになった人がPTSDになってケアをしなければならないという報道を聞きます。しかし人身事故の当事者である運転士も同じことではないでしょうか?
実際に事故を起こしてしまった運転士はトラウマになり、辞めてしまう人もいると聞きます。そのケアはどうしているのでしょう?
何日か休暇を与えられるといいますが、そんなもので立ち直れるものではないでしょう。
人身事故防止のための対策
こう言っては何ですが自殺をする人は止めることはできません。でも運転士への二次被害を防ぐためにも対策をとることは急務です。
その為に有効なのがホームドアです。ホームドアとは電車が到着した時に開くドアで、電車が来ていないときは閉まっています。しかしこれには欠点があります。それは乗り越えようと思えば乗り越えられるという事です。
予算の関係上もあるのでしょうが、これでは効果は半減してしまいます。人命を第一に考えるのならホームドアは高いものを設置すべきです。
これは運転士の為でもあります。いつか自分も事故を起こしてしまうのではという不安を抱えるのは心理的ストレスになります。
究極は心理的ストレスで病気になってしまって、運転士が自殺してしまうという事態にもなりかねません。
これは早急に対策を講じなければならない事態です。一番良いのが自殺する人が出ないのがいいのですが…。